集中力アップのための生活習慣

前回、集中力を持続させるポイントをお伝えしましたが、集中力をアップさせるには、日常の生活習慣を見直し、コンディションを整えることも非常に重要です。

そこで今回は、集中力アップのための生活習慣をご紹介します。

 

◆十分な睡眠をとる
 睡眠は、日中働き続けた脳が休息をとれる時間となります。十分な睡眠がとれていれば脳もしっかり休め、日中の集中力アップにつながりますが、睡眠不足で脳が休めないと集中力も持続しません。

 適切な睡眠時間は人によって異なり、8時間必要という人もいれば、6時間半から7時間半の睡眠時間で問題ない人もいます。

 重要なのは、よく眠れたという感覚があり、日中に眠気を感じないことです。

 

◆適度な運動をする
 運動して体力をつけることは、デスク作業で集中することと大きな関係があります。脳は血流により栄養を受け取っており、体を動かすとその血流がよくなって脳が活性化します。

 脳が活性化すれば勉強や仕事をしても疲れにくくなり、集中持続時間を伸ばすことが可能です。ストレッチやウォーキングなど軽い運動でよいため、運動が苦手な人でもチャレンジしてみましょう。

 また、作業を始める前にストレッチをすると、体がほぐされて血流がよくなり脳の活性化につながります。休憩中の気分転換として行うのもよいでしょう。

 体の血液は下半身に多く集まっているので、脚を動かすと筋肉がポンプのように血流をサポートします。さらに外を歩くことで気持ちもリフレッシュできる効果も期待できます。

 目を動かすことも脳の活性化に役立ちます。目と脳はお互いをサポートする器官のため、目を鍛えると脳も鍛えられるのです。目を時計回りにゆっくり2周動かし、逆へも同じように動かしましょう。1日に2回行うと効果的です。

 

◆頭のめぐりをよくする栄養を摂る
 脳の働きをサポートする栄養を意識して摂るのもポイントです。

 ビタミンB1は、脳の重要な栄養素である糖質をエネルギーに変えてくれます。豚肉や玄米を積極的に取り入れましょう。また、鉄分は貧血を防いだり、脳の細胞同士の情報伝達がスムーズになるようサポートしてくれます。これにより、頭がボーっとするのを防ぐ働きを期待できます。鉄分はアサリや赤身肉、魚に多く含まれています。

 

 

集中力を高めるには、事前の準備と作業中の集中テクニック、日頃の生活習慣がポイントとなります。仕事や勉強への集中力にお悩みの方は、ぜひ試してみてください。

集中力がアップすると、短時間でクオリティの良い作業が可能になりますよ。