疲れ目、目の痛みについて知ろう

本業に副業に・・・

パスコンに向かっている時間が長く、目が疲れたと感じる人も多いのではないでしょうか?

今回はPC・スマホによる疲れ目、目の痛みについて解説していきます。

 

◆疲れ目、目の痛みの原因

 パソコンやスマートフォンの使用によって目の疲れや痛みが生じる原因は、大きく2つです。

①ピント調節機能の疲れ

 長時間1点に集中し続けたり至近距離で小さな画面を見続けると、目のピント調節機能を担う毛様体筋が酷使され、緊張状態になります。

 目のピント調節機能がうまく機能しなくなることによって、強い疲労感を感じるようになるのです。

 

②ドライアイ

 パソコンやスマートフォンの画面を熱中して見ていると、自然にまばたきの回数が減っていきます。それによって目が乾き、ドライアイを引き起こす原因となります。

 ドライアイを発症すると目の痛みや充血、かゆみを感じるようになり、場合によっては目の表面に細かい傷がついて、炎症を起こすケースもあります。

 

VDT症候群とは?

 近年パソコンやスマートフォンなどの電子機器が普及したことにより、目を酷使する環境が進んでいます。

 パソコンのようにディスプレイやキーボードで構成された電子機器を長時間使用することによって目にトラブルが発生することをVDT症候群と呼びます。

 VDT症候群は、目のトラブル以外にも頭痛や肩こり、冷えなどの症状を伴うこともあります。

 

◆長時間のPC作業における目をいたわるポイント

①適度な休憩

 1時間ごとに10〜15分は休憩をとりましょう。遠くの景色をながめたりして目を休めます。

 

②体操

 ときどき立ち上がって体を動かして、緊張をほぐしましょう。

 

③メガネ

 メガネやコンタクトレンズは、度の合ったものを使いましょう。

 

④ドライアイ、緑内障の人

 過度な作業は、病気が悪化させる危険性がありますので、十分注意しましょう。

 

⑤早期検診

 異常を感じたら、早めに眼科専門の医師に見てもらいましょう。

 

◆病院を受診したほうが良いケース

 以下のような症状が出ている場合は、別の病気が潜んでいる恐れもあるため、早急に病院を受診しましょう。

 

 ●目が開けられないほど痛い

 ●何か入っているようなチクチクする痛み(異物感)がある

 ●ズキンズキンとした痛み(目の深部に感じる痛み)がある

 

 また、発熱・目やになど痛み以外の症状がある時や、別の部位(まぶたや顔面など)にも違和感がある時は目の疲れが原因でない可能性があります。

 さらに眼球が痛いと感じる時や頭痛と迷うような時も、ほかの病気から痛みが引き起こされている可能性があります。

 

パスコンを使っての作業が避けられない昨今、目をいたわるポイントを実践し、目を大切にしていきましょう。